うちのファイルサーバーは、FreeBSDを使って 2.5TB×4でRAIDZ(ZFSを使ったRAID5)で7.5TBの大容量を誇っていた。このたび手狭になったのとエラーにより、HDDを新調して容量を拡張した時の作業記録を記す。
古いHDDを抜いて交換するのではなく、eSATA外付けケースで新しいHDDを追加してデータを再構築する方法で、残りのada0, ada2, ada3を再構築する。まずはエラーが出てるada3から。
ada3の再構築が完了し、新しいHDDをada3の位置に接続したステータスが上の写真。新しいada3のHDDは、デバイス名の表示ではなくてシリアル番号での表示になっている。
しかし気になるのが、再構築中に時々ada1からada3が認識しなくなるのである。
最初は、「ああ、エラーを起こしているHDDがあるから、それが悪さをしてるんだろうなぁ」と思っていたのだが、エラーのHDDを全部外しても同じ症状が出る。
気になって調べたら、どうやらFreeBSD 10.1-RELEASEのバグだったらしい。
Bug 195349 – CAM status: Command timeout since upgrade to 10.1
このworkaroundに従って、「echo ‘hint.ahci.0.msi=”0″‘ >> /boot/loader.conf」してから再起動したら、症状が治まった。 HP Proliant Microserverでadaが不安定になる人は参考にして欲しい。
続く。
「構築済みのRAIDZを、ディスクを交換しながら容量を拡張した(3:謎の挙動に苦しめられる)」への3件の返信
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私のところでもHP Proliant Microserverで同じエラーが出ていて困っていたところでした。これから家に帰って試してみます。感謝です。