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PC

Microsoft Completeの購入方法

2022年12月にSurface Pro 8を家電量販店で新規購入したので、別途Microsoft Complete (不慮の事故にも使える保証プラン)を購入しました。その時の購入方法がとても面倒くさかったので、参考になるかと思いメモ書きをします。

(この情報は、2022年12月の作業を思い出しながら書いています)

要約

  • 購入方法はサポートへの電話のみ
  • 事前作業
    • Microsoftアカウントにクレジットカード情報を登録しておくとスムース(この登録作業も手間がかかるかも)
  • 電話中の作業
    • Microsoftアカウントのメールを受信できる状態で電話しよう
    • Microsoftアカウントのメールアドレスを口頭で伝える必要がある(もしかしたら2回)
  • 電話後の作業
    • 購入が証明できるレシートの画像を送信する必要がある

購入方法はサポートへの電話のみ

Microsoft直販以外で買ったSurfaceに対してMicrosoft Completeを購入するには、Microsoftのサポートへ電話をする必要があります。インターネット経由では購入できません。

事前作業 (クレジットカード登録)

Microsoft Completeを購入するには、そのSurfaceに紐付いているMicrosoftアカウントにクレジットカードを登録する必要があります。そのため、事前に登録しておくと手続きがスムースになると思います。

Microsoftアカウントにクレジットカードを登録するには、Microsoftアカウントのトップページから「支払いと課金情報」→「支払いオプション」を選択します。

すると、「支払いの管理」という画面になり、「新しい支払い方法を追加する」という所からクレジットカードの追加ができます。(本人名義じゃないとダメ、とかもあるかもしれません)

ただし、「支払いの管理」という画面に行くまでに、2要素認証(Microsoft Authenticator アプリなど)の設定が必要だったかもしれません。追加作業をした時にどうだったかを忘れてしまったのですが、今その画面に行こうとしたら、2要素認証を要求されました。

電話中の作業

電話での作業には1時間以上かかった記憶があります。

後述するのですが、電話口でMicrosoftアカウントのメールアドレスを伝えた後、そのメールアドレスに対して確認メールが送信されてきて、確認メールの中の確認コードを口頭で伝える必要があります。ですので、メールが受信できる状態で電話をかけるようにして下さい。

私の場合、電話での作業では以下の2つの作業が必要でした。

  1. その機体を実際に購入した日付を登録する
  2. Microsoft Completeを購入する

この2つの作業は窓口が別々らしく、1.の作業を終えてから2.の窓口に電話が転送されました。

1., 2.それぞれについて、Microsoftアカウントの確認作業(メールアドレスを口頭で伝える→メールアドレスに確認メールが来る→確認メールの中の確認コードを口頭で伝える)が必要になります。

あとは、電話の指示に従えば購入が完了すると思います。

電話後の作業

電話の中でも説明されるのですが、購入日を証明できる書類(レシートなど)の画像を送付する必要があります。

電話の後にメールが来るのですが、そのメールの中に画像送付のためのアップローダーのURLが書いてあるので、その指示に従って画像をアップロードします。

以上

以上です。

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FreeBSD

FreeBSDでブート時にZFS上の/usrがマウントできない場合の対処

長年使っているFreeBSDマシンは、以下のような構成だった。

  • OS: FreeBSD 12.3-RELEASE
  • ブートデバイス: USBメモリ (BIOSとGPT)
  • ルートファイルシステム: 上記USBメモリ上のUFSパーティション
  • 他のファイルシステム(/usr, /var等): HDDでRAIDZを組んだzpoolの中

なお、/boot/loader.confに’zfs_load=”YES”‘、/etc/rc.confに’zfs_enable=”YES”‘は記述済みである。

このマシンの構成を、以下のように変更した。

  • OS: 変更なし
  • ブートデバイス: NVMeのSSD (EFIとGPT)
  • ルートファイルシステム: 上記SSD上のUFSパーティション
  • 他のファイルシステム: 変更なし

ブートデバイスを適切に(EFIを使用するように)設定し、ルートファイルシステムをdump + restoreでコピーして再起動したのだが、再起動後にブートが止まってしまった。

ブート時の画面表示を確認すると、カーネルは実行されているのだが、以下のようなエラーが出ていた(ブート時の画面表示は、ScrLkキーでスクロールを止めた後、PgUpキーで遡れる)。

mount: /usr: unknown special file or file system

その周辺の挙動を探っていくと、上記エラーログが出てしばらくしてから、HDD(/usrが入っているzpoolを構成するHDD)が認識されている画面表示が出ていた。

また、シングルユーザーモードで起動し、手動で”zfs mount -a”を実行すると、実行する頃にはHDDが認識されているので、正常にマウントできる。

このことから、ブート時にzpool内の/usrをマウントしようとする際に、まだHDDが認識されていないので、/usrがマウントできずにエラーになっているのではないか? と考えた。

いろいろググっていると、MLのアーカイブを発見した。

「mount -p」の結果を/etc/fstabに書き加えれば良いらしい。

試してみると確かに正常にマウントできてブートが進む。画面表示から推測すると、/etc/fstabを処理する際には、書かれているFSがマウントできない場合は、マウントできるまでリトライするらしい。

今回の場合、起動に必須なのは/usrだけなので、/etc/fstabに以下の記述だけを加えることにした。

# to avoid mounting /usr before ada0 attached.
raidtank/usr /usr zfs rw,noatime,nfsv4acls    0 0

再起動したところ、「mount -p」の全結果を書いていたときと同様に、正常にブートが進んだ。ただし1点不明なことがある(後述)。

以下余談。起動時の/etc/rc.d/*の起動順と、「残りのzfsのマウント」の話。

ブート時のzpool内のzfsのマウントは、/etc/rc.d/zfsで行われる。このファイルの中には、「BEFORE: FILESYSTEMS」の記述がある。

また、/etc/rc.d/FILESYSTEMS(何も実行せず、依存関係のみが書いてある)には「REQUIRE: mountcritlocal」の記述がある。

さらに、/etc/rc.d/mountcritlocalの中では「mount -a」が実行される。「mount -a」が失敗した場合、しばらく待ってからリトライする処理もスクリプト内に書かれている。

以上をまとめると、HDDの認識が遅い場合、ブート時のファイルシステムのマウントは以下のようになる。

  1. /etc/rc.d/zfsを実行する。(“zfs mount -a”を実行する。ただし、まだHDDが認識されていないのでマウントに失敗する)
  2. /etc/rc.d/mountcritlocalを実行する。(“mount -a”を実行する。HDDが認識されるまでリトライする)
  3. (タイミングや実行スクリプトは不明だが、zpool内の残りのzfsをマウントする)

上記3.を実行する仕組みが不明なので、引き続き調査していきたい。

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iPhone

iPhone SE (2nd)を4万円で買った話

要約

  • iPhoneをApple Storeで買うときに、キャリアの機種変更扱いで買えるよ。
  • iPhoneをApple Storeで買うときに、キャリアに紐付けて買うとSIMロックフリー機より8800円安くなるよ。
  • docomoで買ったスマホは、機種変更後にドコモショップに持っていけばdポイントで買い取ってくれるよ。
  • (余談) Apple Care+は、購入から2年間経過した後も月額で保障料を払えば継続できるよ。

機種変更したい

2年前(2019年4月)にiPhone 7をdocomoで買って2年弱使っていたのですが、そろそろ機種変更したくなったのでいろいろ調べました。

条件は以下の通り。

  1. キャリアはdocomoを使い続けたい。ahamoにプラン変更する予定なので。
  2. できればdocomo内の機種変更として処理したい。dカードGOLDのケータイ補償の対象にしたいので。
  3. できれば、docomoの「スマホおかえしプログラム」(36回分割払いにすると、2年後以降にスマホを返却することで、最大12回分の支払いを免除できる施策)を使いたい。
  4. 機種はiPhone SE (2nd)あたり。

2.について補足。dカードGOLDには「dカードケータイ補償」というサービスがあります。これは、スマホが「修理不能状態/盗難/紛失」になったときに、同一機種の購入代金(や、Appleの「保障対象外修理サービス」の代金)を10万円を限度にして補償してくれるものです。このサービスを受けるには、スマホがdocomoの購入履歴に残っている必要があります。従って、SIMロックフリー機を買った時にはこのサービスを受けられないのです。

ドコモショップの機種変更案件を調べていたところ、Apple StoreでiPhoneを買っても、上記の条件を満たせることが分かりました。

私の場合、SIMロックされていても構わないし、既にSIMロック解除の条件を満たしているので、何かあっても問題ありません。ということで、早速買うことにしました。

購入予約

この方法で購入するには、Apple Storeに購入に行く必要があります。現在(2021年2月)、Apple StoreでiPhoneを購入するには、Webでの予約が必要になるので、予約しました。

iPhone SEの販売ページから
「ソフトバンク、au、NTTドコモの契約プランが付いたiPhone SEはApple Storeでどうぞ。 今すぐ予約する」
というリンクをクリックすると、「予約と受取」という画面になります。

この画面で色・ストレージ容量・受け取りたい店を選ぶと、認証になるのですが、流れが分かりづらいので説明します。

  1. Apple IDでログインします。(場合によっては2ファクタ認証がある)
  2. この画面が表示されます。
  3. 画面に表示された電話番号に、表示された文字列をSMSで送ります。
  4. SMSが返ってくるので、SMSで表示された「登録コード」と電話番号を画面に入力します。
  5. また「色・ストレージ容量・受け取りたい店」を選択する画面になるので、選択します。
  6. また「登録コードと電話番号」を入力する画面になるので、3.と同じ情報を入力します。
    ここで何回かエラーになるかもしれませんが、諦めずに入力してください。おそらく、登録コードを発行してから、その登録コードで実際に予約が受け付けられるようになるまで、時間がかかっていると思われます。
  7. チェックインの日時等を入力し、予約完了です。

受け取り

2021/2/9(火)の夕方に、Apple Store渋谷で受け取りをしました。

折からの新型コロナウイルスの影響で、予約があっても店に入るまで多少待たされました。店に入ってからは、Apple Storeの店員さんがさながらドコモショップの店員さんのような事務手続きを進め、端末の分割購入・スマホおかえしプログラム・機種変更手続きを終えました。終了時点で予約時刻から1時間経過だったので、けっこうあっさり終わったと思います。ただし、今のiPhone7の「下取りプログラム」の申し込みを忘れました。これについては後述。

端末代金は以下のようになりました。(全て税込み)

  • 商品価格 49280円 (iPhone SE 64GB SIMロックフリーの値段)
  • 「頭金(携帯電話用語ではなく、一般的な用語として)」の8800円を割り引き、購入代金は40480円。
  • 分割支払金(36回)は初回1140円、2回目以降1124円。

この他、事務手数料が2000円かかりました。これは今月のdocomoの利用料金と合算して請求されるようです。

現在の端末の下取り

docomoでは、スマホを購入する際に、現在使っているスマホを下取りしてくれる施策(「下取りプログラム」)があります。これはスマホ購入時に申し込まなければいけないのですが、購入時に申し込みを和すされたので、どうすればいいかdocomoのサポートメールに聞いたところ、以下のような回答を頂きました。(大意)

「『下取りプログラム』は適用できないが、ドコモショップで端末を下取りすることはできる。端末の条件は以下の通り。

  • docomoでの購入履歴があること
  • 購入履歴の中での最新の端末ではないこと

また、支払いはdポイント」

これを聞いて、早速ドコモショップに行きました。

現在はドコモショップでも来店予約が必要ですが、私が2軒目に行ったショップでは、処理枠が空いていたからなのか、すぐ下取りの対応をしてくれました。なお、ドコモショップの来店予約の際、用件メニューの一覧に「端末の下取り」が無いのですが、一部の店では独自のメニューとして「その他相談」や「下取り相談」があるようです。

結果として、iPhone 7 32GBを8500 dポイントで下取りしてくれました。「下取りプログラム」と同額です。この端末を2年前に買ったときの値段は、MNP一括で8000円でしたので、実質無料でしたね。

余談: Apple Care+の延長

今回の買い換えの動機として「そろそろApple Care+が切れる」という事があったのですが、最近は2年間経過した後も、Apple Care+を延長できるんですね(ただし月払いで保証料金が必要)。知りませんでした。

感想

Apple Storeまで行くのが面倒くさくなければ、8800円引きされたりdocomoの施策が適用されるのはいいですね。

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PC

ScanSnap iX1400を買った(1: 読み取り設定移行)

要約

  • iX1400/1500/1600の「縦筋軽減機能」を使うには、ScanSnap Homeを使う必要がある。
  • ScanSnap Homeには、ScanSnap Managerの読み取り設定をインポートする機能がある。
  • ScanSnap ManagerをアンインストールしてからScanSnap Homeをインストールし、読み取り設定をインポートすること。

iX1400購入

ScanSnapの三代目として、iX1400を買いました。2021/1/19に発表されて、同日にPFUダイレクトから「とてもお得なお知らせ」がメールで届き、1/20に注文して1/21に実物が届きました。

今までのScanSnap歴は以下のようになっています。

  • S1500: 2010年9月 ~ 2017年12月 (通算スキャン数20万枚)
  • iX500: 2017年12月 ~ 2021年1月 (通算スキャン数9万3千枚)
  • iX1400: 2021年1月~

早速移行作業に入りましたので、気づいた点をメモしていきます。

今回は、「ScanSnap Managerの読み取り設定を、ScanSnap Homeに移行する方法」について。

ScanSnapソフトウェアの概要

iX500以前のScanSnapは、制御ソフトとして「ScanSnap Manager」(以下SSM)を、コンテンツ管理ソフトとして「ScanSnap Organizer」(以下SSO)を使っていました。2018年発売のiX1500以降、新しいソフトである「ScanSnap Home」(以下SSH)が登場しました。SSHは、SSMとSSOの両方の役割を1つのソフトに統合しています。

SSHの動作モードには、以下の2種類があります。どちらの名称も、正式名称ではなく、この記事内での説明のための名称です。

  • 通常モード: SSHでScanSnapを制御する。読み取り設定はSSH内の「プロファイル」として管理する。SSMは使用しない。
  • SSM連携モード: SSHはコンテンツ管理のみを行う。SSMでScanSnapを制御する。読み取り設定はSSM内で管理する。

通常モードとSSM連携モードの切り替えは、SSHインストール時に行います。SSHインストール時に、同じPCにSSMがインストールされていなければ通常モードで、SSMがインストールされていればSSM連携モードで動作します。

今までのScanSnapに慣れている人は、SSM連携モードの方が操作に慣れていると思いますが、SSM連携モードではiX1500以降の便利な機能である「縦筋軽減機能」(スキャン時に汚れによって用紙送り方向に入る筋を軽減する機能)が使えません。そのため、この機能を使うには通常モードにする必要があります。

幸いにもSSHには、SSMの読み取り設定をプロファイルとしてインポートする機能があるのですが、この機能は通常モードでしか使用できません(SSH連携モードの場合、ヘルプにも出てきません)。そのため、説明書を読まずにSSHをSSM連携モードでインストールすると頭を抱えることになります(私がそうでした)。

読み取り設定のインポート

ということで、SSMの読み取り設定をSSHのプロファイルとしてインポートする方法を以下に示します。

  1. 既にSSHをインストールしていたら、一旦アンインストールする。
    その際、ライセンス認証を解除してからアンインストールすること
  2. SSMをアンインストールする。
    アンインストールしても読み取り設定はディスク上に残っているため、後でSSHにインポートできる。
  3. SSHをインストールする。
  4. SSHの「スキャン画面」を表示する。
    タスクバーのSSHアイコンを右クリックし、「スキャン画面を表示する」で表示できる。
  5. スキャン画面右上の1つ左のアイコン「プロファイルを追加します」を選択する。
  6. 「新規プロファイル追加」画面で、メニューバーの「ヘルプ」→「移行」→「ScanSnap Manager」を選択する。
  7. 移行する読み取り設定にチェックを付け、「開始」を選択する。
  8. 読み取り設定がSSHのプロファイルとしてインポートされる。

「縦筋軽減機能」はプロファイル内の「フィード」→「オプション」にあるのですが、SSMの読み取り設定をSSHにインポートすると、そのプロファイルでは「縦筋軽減機能」が自動的に有効になるようです。

余談ですが、SSHがリリースされた当初は、SSMからのインポート機能が無かったので大変だったようです。この記事ではそのあたりの苦労が垣間見えます。そういえば、SSMにもエクスポート/インポート機能が無く、PC移行の際に大変だった記憶が。

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PC

Surface Go 2の充電

Surface Go 2 (Pentium 4425Y / 8GB/ 128GB)を買ったので、手持ちのUSB PD対応の充電器やモバイルバッテリーで充電してみました。

USB Type-C端子で充電しながら、USBテスタを中間に入れて充電時の電圧を測りました。電流についてはSurface側のバッテリーの減り具合にも依存することなので、充電器ごとに最大電圧とその電圧における最大電流値を示すにとどめておきます。

充電器結果電圧対応最大電圧/電流
Anker PowerPort Atom PD 2OK20V20V=3A
Anker PowerCore 10000 PD ReduxOK15V15V=1.2A
ミヨシ IPA-C01OK14.5V14.5V=2A
Anker PowerCore III Fusion 5000NG9V=2A

この調査から以下の事が分かりました。

  • USB PDでも、15Vや14.5V(Optional)以上が出力できるものでないと充電できない。12V(現在ではOptional)で充電できるかは不明。
  • 電圧は20V・15V・14.5Vの中から充電器が対応する最大のものが選ばれる。Surface Go 2に付属しているACアダプタ(Surface Connect端子用)は15Vであるが、USB Type-C端子を使えば20Vで充電できる。
  • 充電の経過に応じて電圧が切り替わったりはしない。
  • 充電器側で、電圧における電流値が少なくとも1.2Aあれば充電できる。USB PDにネゴシエーションがあることを考えると、ちゃんとSurface側で受け入れていると思われる。受け入れる最低電流値があるかどうかは不明。

余談ですが、発売日に予約したAnker PowerCore III Fusion 5000、Surface Go 2に充電できなかったので、この調査が終わった後に友達に売ってしまいました。15Vが出れば良かったのに。

参考文献: